思い出の味の再現

今夜、ちょっと時間をかけて煮込んだ中華風の肉の煮込みを作りました。

昨日から茹でて、取り出して洗って今度は調味料で煮て、かなり柔らかくおいしく仕上がったんですが、悔しいことにカメラを忘れて(実家で食べたので)写真がない!(笑)

ですが、いいんです、今はまだ実験と言うか研究過程なので。
完成品ができたら今度こそ写真を撮ります。

もうかなり昔々のこと、まだ小学生だったと思うんですが、家族で父親が時々行ってた中華料理屋さんに行ったことがあります。
丸々と太った中国人ご夫婦がやっていたお店だったんですが、父親がそこでおすすめとして注文したのが、本当の名前は分かりませんが「牛肉の煮込み」だったんです。

とろんとろんに煮込んだ牛肉は口に入れると溶けるようで、添えてあった見たことがない青菜(今思えばチンゲンサイなんですが当時は普通に売ってなかったと思います)とよく合って、すごくおいしかった。

お店の場所は神戸の北長狭通、元町と三宮の真ん中あたりにあったようです。

「ようです」と言うのは、その後父親は会社を辞めて店を始め、その後数年して行ってみたらもうそのお店はなくなっていたからです。
震災前にもうなくなっていて、さらに震災後には本当に色々変わってしまっているので、今ではもう関係者も分からないでしょうねえ。

お店の名前は分かってるんですが、文字もはっきりとはしないし、父親にいたっては何回も食べてたらしいのに料理の名前も覚えてない(笑)

ずっともう一度食べたいなあと思ってたんですが、今回、遅すぎるぐらいのチャレンジをしてみました(笑)

何がなんだか分からないので中華風の牛肉の煮込みレシピを探し、そこからヒントをもらって手探りで。
しかも、今回は思ったような牛肉がなかったので豚バラ肉の塊でやってみました。

父親に味の感想を聞いてみたんですが、

「もっととろっとしてコクがあった」

らしい。

そうなんですよねえ・・・
私もそう思います。

お醤油とオイスターソースを使っていただろうことは意見が合ってるんですが、他は分かりません。
調べたレシピもやっぱりオイスターソースとお醤油が入ってますから、近い味ではあると思いますが、そちらの味を食べたことがないので一緒とも言い切れない。

ライフワークにしますかねえ、思い出の味の再現(笑)