忘れてはいけないこと、忘れないといけないこと

もう23年ですね。

毎年、この日が近づくと、テレビ番組が変わっていきます。
やっぱり震災関係が多いのと、防災関連の番組が増えます。

今朝も防災のことを色々とやっていて、

「そういえば、地震の後は気をつけてたけど今はやってないことがいっぱいある、というかほとんどやってないかも」

と、思いました。

私は、最近はこれがほとんどな気がします。
23年も経つと、どうしても薄くなってしまいます。

それも悪くないんじゃないかな、と、個人的には思います。
どんな辛いことも悲しいことも、時間と共に薄まる、そういう部分がないととってもやっていけない、生きていけない。
だからある程度は忘れることも必要なんだと思います。

忘れると言っても完全に忘れるのじゃなく、思いだす時間が減る、回数が減る、正確には表に出てくる頻度が減る、そういう感じですか。
忘却ではありません。
上にも書いたけど、薄まる、それでいいんだと思います。

でも心構えは薄まってはいけないですよね。
いつ来るか分からないから、ついつい後回しにしがちですが、こっちは表に出して認識する時間を、それこそ意識的に引っ張り出しておかないと、いざという時は本当にいつ来るか分からない。

そういう日にしたいと思います。
他にも大きな災害、大きな地震は何回もあったけど、やっぱり自分の身に降りかかったことはちょっと違うんです。
それを忘れてはいけない。
体験したという貴重なことを、忘れないようにしたいと思います。