ゴロンとカボチャ

以前、いとこ夫婦がうちの実家からそう遠くないところに貸し農園を借りて家庭菜園をやっていました。

いとこの家はうちから車で小一時間かかるところにあったんですが、畑に来るというのでちょこちょこと実家に顔を出してくれてました。
畑仕事の格好で「これとれたから!」と、店に放り込んで帰ってくれることもありました。

昨年の9月の初め、私が行ってない日曜日にやっぱりひょこっと実家に顔を出し、

「あの貸し農園が今年で貸すのをやめるらしい、今度借りるところはもう少し遠いところになる」

と、言って帰ったらしいのです。

「畑が遠くなったら前みたいには来てもらえないかもねえ」

と、父親とさびしくなるねと言っていたら、その数日後、いとこが急逝してしまいました。

本当にびっくりしました。
だって、つい数日前に元気な顔を見せてくれてたんですから。

それから、いとこの主人は一人暮らしになり、何回か顔を見せてくれたりこちらが訪ねたりはしたんですが、やはり前よりは会う機会は減ってしまいました。

このお盆に初盆のお参りに行ったら、

「よかったらそのカボチャ」

と、大きなカボチャを2つくれました。

お礼を言って持って帰ったんですが、いとこがいた頃のことを思い出してちょっとさびしくなりました。

今日、1つ切ってみました。
中身も見事なカボチャです。

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夕飯に冷たいお味噌汁にして、チンジャオロースーと一緒にいただきました。
すごくおいしかったよ、ごちそうさまでした。