「そば焼き」と「そばめし」

今日は夕方にクマ旦那さんと実家に行き、「そば焼き」を食べようということになりました。

一般的には「焼きそば」と称されますが、神戸に生まれ育った人間からすると「焼きそば」は麺をかりっと焼いて中華風のあんをかけたものなんです。
今ではこのあたりもすっかり「焼きそば」が主流になってますが、古くからあるお好み焼き屋さんのメニュー表、特に壁に貼ってあるものは今も「そば焼き」と見かけます。

先日もテレビで長田区の古くからのお好み焼き屋さんが映ったら、壁に「そば焼き」「うどん焼き」とあり、ほらほらあった!と喜びました(笑)

「予告しとくけど今日はたくさん食べたいから!」

とか言う人がいたもので、

「じゃあ、最初にそば焼きを食べて後でそばめしも焼こう」

ということになったら、まあ喜ぶ喜ぶ(笑)

まずは写真のように普通に「そば焼き」です。
私はフライパンにくっついたコゲの部分が好きなので、上にかりっとトッピング(笑)

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食べ終わったら今度は焼き上がった「そばめし」をテーブルの上にどん!と置き、さあ召し上がれ。
「そば焼き」はお箸ですが「そばめし」はスプーンと武器も持ち替えます(笑)

一度使ったお皿に各人で「そばめし」を少しずつ盛って食べたので写真はありませんが、まあ見た目はそんなに変わりません(笑)

「おいしいなあ、そばめしを発明した人をほめてあげたい」

とかクマ旦那さんが言ってましたが、多分長田区の人だろうな。

そう言えば、私がまだ子供の頃、大伯母の料亭を手伝っていた伯母に、店の近くのお好み焼き屋さんに連れて行ってもらうことがありました。
その時に残り物のご飯を持って行き、「そば焼き」と一緒に焼いてもらって食べてたんですが、特にメニューにはなくて「そばめし」とも呼んでなかったなあ。

この伯母とは違う、もう一つ上の伯母さんの家に「ベア」ちゃんという犬がいて、私は兄弟のように仲良く育ったんですが、その子のご飯にこれをよく出していたので我が家では「ベアめし」と呼んでました。

「明石焼き(明石では玉子焼き)」や「神戸たこ焼き」もそうなんですが、普通に食べてるこちらは特にそういう呼称は使わずに食べてた気がします。
こういうのは外から来て珍しいと思って他の人に紹介するのに、誰かがネーミングしたものかも知れませんね。

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