しまい支度

今日もおじさんおばさんの家を見に行ってきました。

実は、鏡台を見せてもらいに行ったんです。
実家で父親が母の鏡台をずっと使っているんですが、足が壊れてしまってます。
それでふと、おばさんの鏡台が使えたら譲ってもらおうかとなりました。

もっとも父親は、

「おばちゃんのをもろてもこれも置いとくやろ?」

と、母の鏡台を処分したくなさそうだったので、見せてもらうだけになるような気はしてましたが(笑)

見せてもらったら、着物用のすごく背が高い鏡台で、今の鏡台を置いてある窓際を塞いでしまうこともあり、泣く泣く諦めました。
おばさんの嫁入り道具の特注ですごくいい鏡台なんですが、誰も持って帰れないので仕方がないです。

タンスも、洋ダンスの方は引取価格がついたんですが、和ダンスは引き取り手がないとかで、おそらく処分されてしまうことになると思います。
もったいないけどどうしようもない・・・

今日はいとこ夫婦といとこのご主人のお母さんとお姉さんも来てました。
どちらも法事の時以来にお目にかかるのでご挨拶出来てよかったです。

私はおばさんが亡くなった時に形見分けはいただいているし、何かをもらうつもりはなかったんですが、たまたま写真のはんこ入れが目についたのでいただきました。
おばちゃん、なんで使わずに置いたままで、ねえ・・・

20160518c

結局、何かお手伝いをと思って行っては、いとこと話をして時間を取らせるだけで帰ってきてる気がします。

「自分も未練があるから断ち切る儀式に立ち会ってくれて助かります、ありがとう」

といとこが言ってくれるのだけが救いかな。

来週にはもう家を空っぽにして売り主に渡し、その後はつぶして建て替えることになってます。
さびしいけど、もう誰も住んでない家、何年も置いておらってもらってただけ、おばさん達への思いを持ち続けられて幸せだったと思います。

最後の荷物を業者さんが分別して出しに来てくれる日にもう一度行って、整理の勉強をしてきます。
きっとそれを教えてくれようとしてるんだなあ、ありがとう、おじちゃんおばちゃん。

そして、父親が使ってる母の鏡台、あれがまだまだ活躍するので本格的に足を直してやらないとなあ。
今は私が仮にテープでぐるぐる巻にしてあるだけなんです。
もう実家がある限りある家具と思ってなんとかします(笑)