二重の虹、尾頭つきの虹

今日の午後、買い物に行った後にドラッグストアに寄ろうと車を走らせていた、目の間になんとも見事な虹が!

本当に少しだけ雨が降ってすぐにやんだんですが、雲は多いものの晴れ間が出て虹も出てきたようです。

車を運転しながら真正面から見たら地平線を端から端まで、しかもよく見ると二重になってるんです!
こんなのほとんど見ませんよ。

ドラッグストアについたらちょっと真正面とは角度が変わってたんですが、まだまだきれいに見えたので写真を撮ろうと思ったら、みなさん考えることは同じだったようで、あちらこちらで撮影されてました(笑)
その方達がばっちり写っているので下を切り取りましたが、二重なのと端っこまであるらしい気配(さすがに全部は入らなかった)を分かっていただけるでしょうか?

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左の上の方にうっすらと二重が写ってます。
車から見た時はもっと見事に二重だったんけどなあ、残念。

地平線から地平線までの虹を見ると、

「尾頭つきの虹」

という言葉を思い出します。

桂枝雀さんの落語「雨乞い源兵衛」の中で、きれいに端から端までかかった虹のことを、

「いつもちょろっと見る虹は切り身の虹、これは尾頭つきの虹じゃー」

という場面があるんです。

「尾頭つきの虹」うまいこと言いますよね(笑)

この落語は新作落語で小佐田定雄の作なんですが、古典落語と言ってもいいぐらい落ち着いたいい作品です。
好きなんですよね、小佐田さんの落語。
枝雀さんがよく演じていらっしゃったなあ。

懐かしく思いながらパチリパチリと撮ってたら、左の方から段々と切り身になっていきました。