お茶碗半分

最近、父親が年のせいか、

「ご飯、半分でいい」

と、言うことが増えてきました。

特にお昼ご飯、朝、結構しっかり食べるからか、ご飯が少なめでいい、と言うのです。

時々ならいいんですが、回数が増えてちょっと不安になってきました。
だって、人間だけじゃなく、いきものって食べ物が食べられなくなると弱ってきてる、というイメージがあるからです。

それで心配して見ていたんですが、時に結構脂っこいものでもそこそこ食べるし、おやつも食べる。
特にやせてきたという感じでもないし、弱ってる感じでもない。

「大丈夫?ご飯足りてる?」

そう聞いても大丈夫だと言う・・・

お昼に冷ご飯を分けていれて、温めようとしたら、父親が、

「それ、同じぐらいちゃうんか」

と、指摘してきました。

何がだろう?と見てみたのがこの写真です。

20170519b

左の白いのが私のお茶碗、右の青っぽいのが父親のお茶碗です。

言われてみたら、私のお茶碗にいっぱいと父親の半分が同じぐらい・・・

「ほんまや!同じぐらいや!」

なんか、一気に安心しました(笑)

それは、以前はこのお茶碗にいっぱい食べてたんですから、それから見ると減ってはいますが、量的には十分です。
この他に、ご飯を置いて帰る時に入れてる陶器の入れ物があるんですが、それに一杯食べてる時はもっと食べてるし。

うちの父親は80をとっくに過ぎているのに歯も全部揃ってるし、虫歯もありません。
経年劣化(笑)で割れてしまった歯があり、それは治療していますが、噛む力は絶対に私よりあります。

やっぱり「食い力」は生きる力なんですね。
これからもそのいい歯でしっかり噛んで、たっぷり食べて、思いっきり長生きしてもらおうと思います。