今日は震災の年に亡くなったおばさんの命日でお墓参りに行ってきました。
お参りと言っても墓苑はすぐ近くですし、今日は病院の日だったのでそれだけ済ませてから車を走らせてお線香を備えて手を合わせるだけですが。
その時に、何かお菓子を持って行こうと買いに行ったんですが、
「おばちゃんの好物って何だったっけ?」
と、悩みました。
うちの母親やおじさんの場合は好きな物が浮かぶんですが、おばさんは好き嫌いがなかったイメージしかありません。
亡くなる1年前ぐらいから薬のせいで味がよく分からなくなり、その時に食べられた物、食べられなかった物は分かるんですが、元気なときに「これが好物」というのは特に聞いたことない・・・
今までは、なんとなくその時に食べられた物、おいしいと言った物をベースに考えていたんですが、今年はふとそうじゃなかったはずと思ってしまったんです。
色々悩んで、
「病気でおいしく物が食べられなかった時のことではなく、今、おみやげに持って行ったら喜んでくれそうな物にしよう」
そう思い、小さなパフェのようなお菓子を持って行ってお供えしました。
ハイカラな、しっかりした美人のおばさんです、ああいうのはきっと喜んでくれるはず。
そして夜、たまたまいとこと電話をする用事があり、何が好きだったかの話になったんですが、いとこもやっぱり思い出せない、と。
「おいしい物やおいしいお店をたくさん知ってて色々教えてもらってたけど、お母さんが好きな物・・・なんでもおいしそうに食べてたとしか」
だそうですが、私もそうなんです。
うちの母親の場合は好き嫌いがたくさんあったので好きな物も嫌いな物も浮かぶんですが、好き嫌いがないというのもちょっと困ったものですね(笑)
私は、子供の頃にはものすごい偏食で給食なんかは困ったんですが、今はよっぽどゲテモノと言うと語弊があるかも知れませんが、一般的ではない物以外はほとんど食べられます。
それでも、やっぱり自分の好き嫌いははっきり言ってるので、私にもしものことがあってもみんな困らないはず、なんですが、さてどうでしょう?(笑)