とタイトルのように書くと何か単品かなと思いますが、実は山ほどあります(笑)
私は子供の頃ものすごい偏食で、肉嫌い野菜嫌い魚嫌い、今思い出しても何が食べられるの?ってぐらい食べられない物が多かったんです。
何しろ子供が好きな代名詞のカレーすら嫌いでしたし。
例えばお好み焼きをするとお肉をはがす。
すき焼きなんてご馳走も「お麩」しか食べられない。
お肉も野菜も何もかもというわけではなく、中にはハンバーグのように食べてた記憶もあるんですが、何しろあれもこれもだめでした。
ただ、子供が嫌いな代表のニンジンとピーマンは好きだったんですから、意味がよく分かりません(笑)
そんな感じなので小学校の給食ではとっても苦労しました。
食べ終わるまで席を立たせてもらえないんですが、1年生の頃は授業が終わって6年生が掃除に来てくれても掃除の経過と共に机を列から下げたり戻したりしながらS田君と2人で給食を食べ続けさせられてましたし、2年生になったら昼休みいっぱいS瀬君と2人、円形校舎から目の前の公園を見ながら食べ続けさせられてました(笑)
ああいうのって食べられない子は決まってるんですよねえ。
それが今では大抵の物が食べられます。
アレルギーがある生の甲殻類以外は、まあゲテモノは無理として、一般的な料理はほぼ何でも食べられます。
どうして食べられるようになったかと言いますと、小学校4年生の時に父親の田舎に行き、色んな食べ物が目の前に出されてこう思ったからです。
「食べられないと損だな」
と(笑)
なんて単純なと思うかも知れませんが、本当にきっかけはそんなものでした。
その後、神戸に帰ったある日、伯母さんにカレー屋さんに連れて行ってもらうことになったんですが、そこで思い切ってカレーを食べて、生まれて初めてカレーをおいしいと思えたんです。
それまでだとカレー屋さんに行こうと言われた段階で多分断っただろうし、もしも他の人がみんな行きたいと言ったら、カレー屋さんでもカレーじゃないのを探してたかも。
とにかく、そういう些細なことから今ではなんでも食べられます。
今日作った「ナスの煮付け」も長らく食べられなかったものの一つです。
今では大好きなメニューですが、本当、なんで食べられなかったのかなあ、不思議で仕方ありません。