全国の各地で色んなお雑煮がありますね。
そのうち関西は「白味噌仕立て」だということになってるんですが、神戸のお雑煮の我が家は「水菜とかまぼこのお雑煮」です。
焼いた丸餅を水菜とかまぼこのおすましに入れ、ちょっとだけ煮てからお椀に盛ります。
父親に聞いたら結婚した時からずっとそうだ、とのこと。
お雑煮の話題になると、やはり関西の友人知人は「白味噌」のお雑煮が多いようです。
でも私は食べたことがありません。
長年、どうしてだろう?と気にはなってたんですが、今年、本格的に気になってちょっと調べてみました。
すると、
「関西の船場では2日に水菜の入ったおすましの雑煮を食べる」
というのを見つけました。
へー知らなかった!
とは言え、うちは祖父祖母共に神戸で船場ではありません。
さらにルーツをたどると祖父方は広島、祖母の祖母は明石なのでやっぱり船場ではない。
ひょっとしたら、今は白味噌になってますが、古い関西では水菜のおすましのお雑煮も一般的だったのかな?
それともう一つの疑いが・・・
「母は好き嫌いが多かった、なので白味噌が嫌で水菜にしてたのでは?」
そういうことが浮かびました(笑)
嫌いそうだもんなあ、白味噌のお雑煮なんて(笑)
そしてさらに気になったので、今は高松に住んでる母の弟である叔父さんに電話して聞いてみることにしました。
「○○の家(母の実家です)のことはあんたの方がよう知っとうのに」
と冷やかされましたが、最後の生き残りの実体験には負けますから(笑)
聞いてみたら、
「うちは昔からずっと水菜のおすましのお雑煮やった」
とのこと。
ということは、母の好き嫌い説はこれでなくなりました(笑)
叔父さんの妻、つまり叔母さんは大阪の堺の方の方なので、ひょっとしたら白味噌の可能性もあると思ったんですが、母の実家の味を継いでたんですね。
なんとなくうれしい。
それから父のいなかのお雑煮の話もしました。
父の実家は、おせちを炊いた後の煮汁を茹でたお餅の上にかけて食べます。
母が生きてる間にはそういうこと言ったことなかったのに、いつだったかなあ、いきなりそう言い出して、何回かそのお雑煮も食べました。
色んなおせちを炊いた後のお出汁が出て、甘辛いけど結構おいしいんです。
父親のいなかだけなのか、その周囲みんなか分かりませんが、ずっとそうだったようです。
それと、高松の叔父さんが、
「自分も今年はえらく雑煮のことが気になってちょっと調べてみた」
らしいのです(笑)
高松は白味噌の中に「あん入りの餅」を入れて食べるらしいのです。
それは聞いたことがあったんですが、おじさんも食べたことがなかったので、ちょうど昨日、知人の家で食べさせてもらったんだとか(笑)
なんですか、長年引っかかってたことがすっきりしました。
なんでも関西風の我が家なのに、どうしてだろう?と思いつつ、お正月だけのことなのでついついほったらかしてたんですよね。
「水菜のおすましのお雑煮も関西風」
そういう結果になりました。
お雑煮だけ写した写真が今年はないので、お正月のおせちの写真をもう一度載せておきますね。