米朝さんのこと

昨日、桂米朝さんが亡くなりました。
ショックでした・・・

もう随分と前から体調を崩してらっしゃいましたし、見るたびにざこばさんがおっしゃっていたように「枯れて」きていると感じてたので覚悟はできてたと思ってたんですが、それでもやっぱりショックでした。

関西在住のせいか、子供の頃からお笑いが好きでした。
落語も何回も見に行っていて、特に米朝さんは毎年お正月の4日は明石市民会館で独演会をやってらっしゃったので一番生で見ることが多かった落語家さんでした。

今思えば、一番脂が乗り切ってらっしゃる60代の頃にたくさん見ることができて本当に幸せです。

好きな落語家さんはたくさんいますが、米朝さんはちょっと別格な気がします。
米朝さんがいらっしゃらなかったら、上方落語は滅びていたかも、そのぐらい今の上方落語への影響が多い方ですから。
落語家さんの中で一番尊敬しています。

息子の小米朝さんが米団治襲名の時にも見に行ったんですが、その時にはもう舞台で演じることもなく、他のお弟子さんと一緒にトークに少し出ていらっしゃるだけでしたが、それでもお元気な姿を見るとうれしくて、これからもずっといてくれるような、そんな風に思ってました。

また一つ大きな火が消えてしまったけど、それでもたくさんの火を残してくれて、これからもみんなでそれを大事に燃やし続けていってくれるはずです。

失ったことを嘆いて悲しむだけではなく残してくれた功績に感謝し、これからも笑って落語を楽しみたいと思います。
本当にありがとうございました。

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