171年目のお月見

旧暦では今年は「うるう月」というものが入るために、今夜は二度目の「十三夜」でした。
これは171年ぶりなんだそうですよ。

昨日までは覚えていたんですが、今日はちょっと色々と忙しく、すっかり忘れていました。
明日は出かけるので今日から明日の父親のご飯もしておかなくてはいけなかったし、自分の病院もあったし、朝からずっとばたばたばたばた。

帰って一息ついてから今度はこちらの晩ご飯の仕度を始めたら、父親から電話がありました。

「今日は171年ぶりの満月やぞ」

そうでしたそうでした!すっかり忘れてた~
今日は曇りで雲と雲の切れ間から見るしかないからと父親が電話をくれたんです。

「今ちょうど雲が切れて見えてるから」

急いで玄関から廊下に飛び出したら、うっすらと光らしきものがあるのであそこがお月さんなんでしょう。
もうちょっとしたらもっと雲が切れて見える場所に・・・と思ってたら、逆でした。
みるみるすっかり見えなくなってしまった(笑)

父親に電話して、

「雲に隠れて見えなかった」

と伝えました(笑)

その後、適当なところでもう一度外に出てみたら、今度は半分ぐらい見えた。
そして見てる間にまたどんどん雲がかぶってきて見えなくなりました。

と、その瞬間に電話が。

「今ちょうど見えてる!」

そう、父親が店から外(ちょうどその方角に見えるのです)を見て、今見えてるからと中に入って電話をくれたらちょうど隠れるのでした(笑)

またしばらくして電話があり、

「今きれいに見えてるから」

と言われたので出てみたら、本当にきれいに見えてました、お月様。

写真に撮ってみたんですが、丸いのがなんとなく分かりますよね。
正確には今夜の月は97パーセントの満月なので、100パーセントになるのは明日じゃないかと思いますが、暦の上では「十三夜」なので今日でないとね。

20141105c

「きれいに見えたよ」

と、お礼の電話をして、満足しました(笑)

そう言えば、すっかり忘れてたんですが、偶然にも父親に「里芋の煮っころがし」を作ってきてたんです。
お月見と言うと里芋ですもんね、作ってよかった。

特に今日のは出来がよかったので汁気がほとんどなくなるまで煮っころがせました。

20141105a

「汁気がなくなるまで煮るのはむずかしい」

と、父親も誉めてくれたのもお月様のおかげかも知れませんね。

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