今日、買い物に行ったら写真の物が目に留まりました。
「ヒロタのシュークリーム」
神戸発祥のシュークリーム、懐かしいシュークリームです。
今でこそ、色んな種類のシュークリームがありますが、私が子供の頃はシュークリームと言うとほぼ「ヒロタのシュークリーム」でした。
それと、シューアイスなんて当時はヒロタにしかなかった。
買うと箱に一緒にドライアイスを砕いて入れてくれて、帰ったら残ったドライアイスを洗面器に入れて遊ぶのが好きだったなあ(笑)
そんな懐かしいシュークリーム、久しぶりに買ってみました。
中はこんな感じ、これも昔から変わりませんね。
2つずつ入れ替えて、実家に4個置き、4個持って帰ってクマ旦那さんと分けてあっという間に食べてしまいました(笑)
これも昔々、私がまだ子供の頃の話なんですが、母親から聞いた話があります。
当時、うちはまだ団地に住んでいて、ご近所の方達と結構仲良くしてました。
その中に鳥取出身のおばさんがいて、その方が「ヒロタのシュークリーム」を知らなかったんですね。
当時はまだ鳥取にはヒロタがなかったのかも知れません。
それで、奥さん達が集まってお茶でもしてたんだったか、誰かが「ヒロタのシュークリーム」を持って来てくれて、それを一緒に食べてたらしいのです。
そしたらその鳥取出身のおばさんが、
「このシュークリームはどこのか?」
みたいなことを聞いてきて、聞かれた人、持って来た人でしょうかね、うちの母親だったのか、ちょっとそこまでは覚えてませんが、誰かが、
「これ、ヒロタのん」
と言ったら、なんだか怒りだしたのだとか。
もうお分かりだと思いますが、関西弁で、
「ヒロタのん(ヒロタのやつ)」
と言ったのが、そのおばさんには、
「ひろたのん(拾ったやつ)」
に聞こえて、なんだかバカにされたように感じたみたいです。
標準語では多分
「(ヒ)ロタ」
と「ヒ」にアクセントを置くんでしょうが、関西弁だと、
「ヒ(ロ)タ」
と、「ロ」にアクセントを置くんですよね。
なので余計にそう聞こえたんでしょう。
無事に誤解は解けたようですが、う~ん、文化の違い、方言の違いは時に争いを生む可能性があるんですねえ。
「ヒロタのシュークリーム」を食べると、いつも思い出す話です(笑)