前々回の「小町だった曽祖母」で生まれたばかりの母を「また女ですわ」と言った曽祖母ですが、やはりこちらの祖母でした。
今日、父親と話していて聞いたら間違いなかった。
よかった、冤罪じゃなくて(笑)
父親と結婚する前に母の両親とも亡くなっているんですが、家と会社が近かったりと、父は多少祖父母のことを知っていることがあるんです。
父によると、やはり祖父の両親である曽祖父母のことは聞いたことがほとんどないみたい。
ひょっとしたら、神戸に来て割りと早くに亡くなってしまったのかも知れない。
調べたら分かるんでしょうが、今のところはそこまでしか分かりません。
それで、その母が生まれた時のことなんですが、曽祖母にそう言われて祖母はかなり傷ついて悩み、実際に交換しようかという話が出ていたようです。
相手は祖母の妹か姉。
多分妹だったと思うので、ここでは一応妹(仮)で話を進めたいと思います。
祖母の姉妹はおそらく5人、全員女の子だったようです。
一番上が神戸の花隈で料亭をやっていた長女で、私が高校2年の時に亡くなりました。
私達はこの人のことを「大きいおばあちゃん」と呼んでました。
一番下が「大きいおばあちゃん」と一緒に料亭をやっていたのかどうか分かりませんが、一緒に料亭に住んでいた人で、私達はこの人のことを「小さいおばあちゃん」と呼んでました。
大層なべっぴんさんだったんですが、私が小学校2年の時に亡くなりました。
間に3人いるはずなんですが、1人は分かりません。
私はどういう人だったか聞いたことがないので、ひょっとしたら若いうちに亡くなったのかも知れません。
残った2人が私の祖母と、その妹(仮)でした。
祖母は上から女、男、女、女(母)、男が成人した子供です。
そして妹(仮)は上から女、男、男、男が成人した子供です。
妹(仮)は最初の人と死別か離別したらしく、一番上の女の子は「大きいおばあちゃん」夫婦の養女になってました。
これは、かなり大きくなるまで隠していたようですが、私が物心つく頃には、もう普通にみんな知っている事実でした。
この女の子の後、ちょっと間が開いてから次の父親の子として3人の男の子が生まれました。
この3人がうちの母親と大体同じ年代です。
どうやら曽祖母は、そちらには「また男の子」と言ってたようです。
う~ん、なんか、結構、いやかなり性悪ですなあ、曽祖母(笑)
そう言われたその妹(仮)も悩んでおり、姉である祖母と、
「男の子と女の子1人ずつ交換しようか」
という話が出ていたんだとか。
あちらの次男とうちの母親がほぼ同じぐらいの年だったかな、その2人を交換する、そんな感じです。
どういう状態でその話が出たのか分かりませんが、祖母がその話を祖父にしたら、叱られたそうです。
「男の子でも女の子でもうちの子には変わりない、そんな馬鹿なことは考えないように」
と言われ、交換はなくなったとか。
もしも、その時に母とあちらの次男が交換されてたら、母と父が出会うこともなかったかも知れない。
そうしたら、私も妹も生まれてないかも知れない。
そう考えると、ものすごく私と妹の運命を左右する出来事だったんだなと思います。
それにしても、どっちでもええやん、自分の孫やのに・・・
ちょっとひいおばあちゃんを叱りたい気持ちです(笑)