明治時代の100円 ~ひよこの聞き語り(20)

毎朝「わろてんか」を楽しみに見ています。

2週目ぐらいに「ちょっとどうかな」と思った回もあったんですが、面白いですよね。
前回の「ひよっこ」もよかったし、連続で楽しいドラマに当たるとうれしいです。

その中で、主人公夫婦(ではまだないけど)が夢の寄席を手に入れるために「500円」という大金を必要になるシーンが出てきました。

その時、ナレーションの小野アナウンサーが、

「当時の500円は今の500万円ぐらいです」

というのを聞いて、

「あ、そうなのか、じゃあやっぱり100円かな」

と、思ったんです。

うちの母方のご先祖は広島の浅野藩の家臣でした。
それが、明治維新で没落し、「家屋敷」「家系図」「刀剣一式」をまとめて売り払い、そのお金を持って神戸に出てきたのでした。

その「全部を売り払ったお金」が「100円」でした。

ずっとどのぐらいかなあ、と思ってたんですが、思うだけできっちり調べもせず、そのうちに「100円」だったのか「1円」だったのか「1万円」だったのかすら忘れてしまいました。
知ってる人がいたらよかったんですが、あいにくともうみんないなくなってしまってて。
高松のおじさんに聞いても、多分「そんなん知らん」とか「そんな古い話どうでもええがな」とか言いそうだし(笑)

多分「100円」だったはず、とは思ってました。
でも「100円」か「1万円」か「1円か」が混乱してしまった。
記憶の中に「1000」という数字がなかったので、おそらく「100円」か「1円」のどちらかだとは思ってたんですが、この価値観でいくと「1円」だと「1万円」で、さすがにそんなに安く「家屋敷」「家系図」「刀剣一式」を売り払うことはないですもんね。

母の兄弟姉妹で存命なのはもう高松のおじさんだけなんですが、おじさんに言わせると、

「自分よりよう知っとうから分からんことは○○(私のこと)に聞いた方がええ」

ぐらいなので、何かあるとこうして書き残していこうと思い、ちびちびと書いてます。

戦後、いつぐらいかは分かりませんが、一番上のおじさんが、関西のデパートで開催された「刀剣の展覧会」でご先祖様の刀を見てきたそうです。
今は、どこで誰が持ってるのかなあ?
ちょっと知りたくはありますが、もう分からないだろうなあ。

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