クマ旦那さんの郷からお米を送ってくれることがあります。
以前は白米に精米してから送ってくれたんですが、クマ旦那さんが玄米を食べたがったことと、玄米の方が日持ちするので玄米のまま送ってもらうようになりました。
大抵は白米を炊いてますが、玄米食べたいリクエストがあったら、冷蔵庫に入れてある玄米を炊く、という感じですか。
お鍋で炊く時は「びっくり炊き」にし、めんどくさいと炊飯器の玄米炊きで炊いてます。
炊飯器は簡単ですが、お鍋で「びっくり炊き」にした方がやっぱり少し柔らかくて量も多い気がします。
「玄米の方が安いんだったら玄米で買ったらどうかな」
と、クマ旦那さんが言うので、
「え、値段一緒でしょ?」
と、言ったら、
「でもお母さんが戦時中は玄米だったからもう食べたくない、白米にしてって言ったんでしょ?それは玄米より白米の方が高かったからじゃいの?」
と言われて、う~ん・・・となりました。
今、玄米を売ってるのはうちのご近所の産直スーパーです。
そこでは玄米を買ったらサービスで精米してくれてるんですが、そこで買ってない玄米を精米すると有料になります。
そこでなくても他に自動精米機を置いてあるところもあり、そこだと10キロ100円ぐらいになります。
どうなんだろうと思って父親に聞いてみたところ、なんとなく事情が分かった気がしました。
昔は精米するのは杵と臼でついてたので、とても大変だったそうです。
なので手間が全然違うから、値段もその分白米がかなり高くなったんでしょう。
なるほど、今は機械でさっと精米してしまうから、私達にはすぐには分からないことでした。
そりゃ高くなりますよね。
戦時中はただでさえお米が足りなかったから高かったでしょうし、その上手間賃も入ったら、そりゃ手が出なかったかも。
今は、健康のために玄米やら雑穀米やら麦飯やらを食べますが、それしか食べられなかった人からすると白米がいつでも食べられる時代にそういうお米をわざわざ食べる気にならないのも分かる気がします。
本当に平和な時代に生まれてよかったです。