ちちんぷいぷいが終わる

昨日、ネットのニュースで見てびっくりしました。

毎日放送で20年もう毎日放送されていた「ちちんぷいぷい」という番組が来年の3月で終わると発表がありました。
「ええっ」とびっくりしました。
放送時間が3時間になったり4時間になったり、少し前からは後半のニュース中心の「ミント」と時間を分け合って2時間弱になってましたが、終わるとは思わなかったからです。

始まった当時は角淳一さんという毎日放送出身の名物アナウンサー・・・と言うのももうなんか違う気がしますが「角さん」がやりたことやる番組(笑)として始まったんですが、うまく後輩にバトンを渡しつつ独自の番組を作っていたと思います。
ですが、近年ではちょっとパワーが落ちていた上に、見ていても気になるようなことがないこともなく、ああやっぱり終わるのか、と思わないこともないかも。

後番組はもう関西独自ではなく東京で作ったのをそのまま流すらしいです。
コロナの影響で予算問題も番組集結に結びついたらしい、とのことですが、コロナがなかったら続いたのかなあ。

色々思い出の多い番組です。
番組で「おいしい歌」というコーナーで毎月新しい歌を紹介して、それを集めたアルバムを作ったり、大手のパン屋さんとコラボして独自のパンを作ったり、大きかったのは少人数で世界中を飛び回るノウハウを駆使して西アナウンサーの世界一周を始めとして、若手が身軽に世界のあっちこっちに飛び回っていたことです。
他番組でも追随して色々やってたようですが、どこも途中で断念してたなあ。
それほど個性的な愛される番組だったんですよ。

他に、大阪で維新が勝利して橋下知事が誕生した時に角さんが知事のインタビューを見て、

「なんで後ろ真っ白でやっとん、もったいないやん、大阪の宣伝とか出したらええのに」

と言ったら、次から後ろに色々な府の主張?とかを貼ったパネルの前でやり、そこから他の番組でも同じようなことをやるようになったことです。
今では定番になったことをこの番組から始めた、ということも結構多いです。

政治的にも他にも、最近偏向傾向と言われてましたが、それだと番組やめるはずないんじゃないのかなと思います。
料理コーナーに使う食材とか、アイドルなんかの紹介の時に感じないことはなくてそういう時はあまりいい気分はしませんでしたが、それでもロザンの宇治原さんとか中立で物を言える人が出ていて、今の状況でもがんばってるなあと感心しながら見てましたし。
なんで今のテレビってああなってしまったのかなあと思うことも多いです、そりゃテレビ離れしてもしょうがないかな、とも。

今はお昼に色々と忙しくなり、かけてても聞き流して時計代わりになってることも多かったですが、春から何をかければいいんだろうとちょっと困ってます。
全国区のワイドショー、あんまりおもしろくないんだよなあ・・・

コロナが落ち着いて、私のような意見が大きくなった頃、また形を変えて戻ってきてほしいと思います。
昔のようなちちんぷいぷいとして。