朝ドラの「ごちそうさん」を楽しみにしています。
正直、最初の3回ほどはヒロインのめ以子が盗み食いしたり、お父さんがお客さんのことを考えない頑固で面白くなりそうにないかなと思ったんですが、その後でめきめき面白くなってきました。
め以子は自分が食べることにしか興味がない子供でしたが、「誰かに食べさせたい」という気持ちに目覚めていきます。
その気持ち、とてもよく分かるなあと思いました。
食べるのが好きで、自分で作っておいしいと思うのももちろんうれしいし大切なんですが、誰かに食べておいしいと言ってもらうとまた作りたいという気持ちがわいてきますよね。
もうずっとずっと前の話ですが、父親が少しの間入院して、母親と2人だったことがありました。
私は当時とっても寝坊だったので、2人なのに朝はばらばらに食べてました。
その日も母が朝食を済ませたずっと後にごそごそ起きてきて、うちは朝ご飯はパンなので、食パンを焼いて仕度をしてたら、食器を使った後で洗うのが面倒だなと思ってしまいました。
それで、不精をして、食器を出さずにティッシュを敷いてその上でパンを食べることに。
そしたら母親に「食器ぐらい出しなさい」と叱られたので、翌朝はちゃんとお皿を出して食べ、洗おうと思ったら先に母親が使って伏せてある食器がない。
どうしたのか聞いたら、母親自身がめんどくさくなって、昨日の私のことを思い出してティッシュで食べたそうな(笑)
やっぱり父親がいないと女2人だとだめだな、早く帰ってきてもらわないと笑いあったんですが、作るだけだと最終的にそうなる可能性もあるんですよね。
早い話がお鍋やフライパンで作ってそのまま食べれば洗い物が最低限で済みますから(笑)
作るのが楽しいのは、やっぱり「ごちそうさん」と言ってくれる人がいるからなのかも知れません。
食べる人のことを考えたら、予定と違うメニューになってしまうこともありますね。
本当は違う味で作ろうと思ってたのに、めんどくささも手伝って違う味になってしまったのが今回のメニューです。
ご飯の上に炒めた小松菜を乗せ、さらに炒めてポン酢味をつけた牛肉を乗せただけの簡単丼、「牛ポン丼」です。
炒めた時のお汁をかけたらダシやタレを作らなくていいので簡単です。
ポン酢好きのクマ旦那さんがとっても喜んでくれました。
手抜きしたのにね(笑)