一雨欲しい・・・

午後、テレビをつけていたら、しょっちゅう「気象情報」のような音がしてました。

あっちこっちで竜巻やら大雨やら色んな注意報、警報が出ているようです。
当地も竜巻注意報だったか何かが出ていました。

そのうち大阪あたりでは大雨警報も。
お友達の住まう中部地方でもゲリラのように雨が降ったようです。

当地は全く降りません。
完全にカラッカラです。

雨があっちこっちで被害をもたらせているのは知っています。
だからあまりこういうことを思うのはいけないかも知れませんが、少しこっちに来てくれれば、と思います。

いつも思いますが、本当に自然というのは思い通りにならないものです。
少しずれてくれたらあっちもこっちもいい感じになるのにな、と思います。
こういうのをなんとかする科学力ってないんでしょうかねえ。

上方落語のスター桂枝雀師匠の新作落語に「雨乞い源兵衛」というものがあります。
内容としては、ごく普通の男の源兵衛が雨乞いの家系に生まれたばっかりにで、出来もしない雨乞いをしろと庄屋に命令されます。
先祖が借金を返す代わりに雨乞いをすると言って実際に雨を降らせた、雨を降らせられないのならその時の借金を返せ、雨も降らせられない借金も返せないなら命の保障はしない、そういう言われて途方にくれますが、もうやけになってふて寝していたら、たまたまその日から雨が降り、みんなに感謝されて命の恩人扱い。
そうなると本人もいい気になって自分が雨乞いしたかのように振る舞うのですが、今度は雨がやまない。
今度は雨をやませろ、やませたら自分の娘と結婚させてやると庄屋さんに言われますが、その娘というのが縁談が持ち上がるとみんな逃げ出すという娘、さあ、源兵衛どうする、という落語です(笑)

その落語の「まくら」で枝雀さんが言うには、

「人間がアメーバから人間まで進化する間お天気はずっとお天気をやってる、予報とか当たるはずがない」

なのです(笑)

やっぱり自然は手強いですねえ。
そりゃ年季が違うから、うん(笑)