老眼鏡

年齢的にそろそろ必要なんじゃないかと思います、老眼鏡。

なんですが、不自由してないんですよね、なぜだか。
新聞や広告も読めるし、買い物しててシールとか読むのも読めます。
よっぽど小さくて印刷がぶれてるようなのはむずかしいですが、これは年齢関係なく誰でもな気がします。

もうかなり前になりますが、免許の更新に行った時、前に2人連れの女性が並んでました。
後で分かったことですが、どちらも三十代半ばぐらいの方でした。

こちらは一人で、別に話を聞こうと思ってはいなかったんですが、前で話してらっしゃったので耳に入ってきました。

一人の方がもう一人の方に、

「え、老眼鏡必要なん!?」

と、大きい声でびっくりしたようにおっしゃったので、なんだなんだ、と耳を傾けてしまいました。

それからもうお一人がどうも最近見えにくい、と、よく見るあの姿勢、手から書類を離して、

「こうしないと見えない」

みたいなことをおっしゃったんです。

連れの方も同じようにして、

「えーちょっと早いんちゃう?」

みたいなことを言ってたのと、そうして書類を広げて近づけたり遠ざけたりするので年齢のところが見えてしまったのです。

そして、

「え、私より年下なのに!」

と、びっくりして、思わず自分も書類を近づけたり離したり(笑)

その方はかなり早くに老眼の気が出てきたのかも知れませんが、それにしても三十代半ばぐらいって早いですよね。

うちの父親もかなり早くから老眼でしたが、ドのつく近眼だった母親はそこまで苦労はしてませんでした。
それでも、近くを見る用のレンズはメガネに入ってましたが。

私は、ビーズをやったり縫い物をしたり、と細かい作業をするんですが、今のところほとんど不自由がありません。
針に糸だって通せます。
でも私より若いお友達や妹は持ってます、老眼鏡。
文字を見る時にも手元から離したりしてますしね。

私は近視の度はあまり強くありません。
運転するのに更新のたびにメガネが必要だったりなかったりするぐらいです。
ただ、乱視があるので、視力検査のあの「C」を見たら、穴は見えてるんですが3つも4つも見えるんです。
「ミツワ石鹸」のマークみたいに見えることもあります(笑)

なので元々手元で作業してても、ビーズの穴がぶれて見えたりしてたんですが、少しは前より見にくくなってるような気がして、100均で一番ゆるい度の老眼居を買ってみました。
そして使ったんですが、大きく見える分だけよく見えるような気がするので、やはりきてるんでしょうか、老眼。

それでも、近視の時も運転やお芝居とか見たりする時にしかメガネをかけないように、老眼鏡もよっぽどの時にしか使わないような気がします。
でもその「たまに」がもうめんどくさい(笑)

新聞が普通に読める間は、やはりあまり意識しないように生きていこうと思いました。