振り替え父の日の「京観世」

先日の15日は父の日だったんですが、1週間間違えて次の日曜日の21日が父の日だと勘違いしていました。
1日が日曜日だったせいか、なんとなく日にちが少ないような気がして思い込んでたんですよねえ・・・

ちゃんと考えてたんですよ、父の日。

うちの父親が多分1番か2番に好きだろうお菓子があるのです。

「鶴屋吉信の京観世」

です。

名前の通り京都の鶴屋吉信さんのお菓子なんですが、その本店近くにある能の観世流家元の観世家にある「観世井」に龍が舞い降りた時にできた波紋を紋にした「観世水」にちなんだという、優美なお菓子です。
小倉餡をぽろぽろとした生地で巻き、波紋を現した形のお菓子なんですが、上品な甘さで本当においしいのです。

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関西のお菓子だからか関東からこちらにやって来たクマ旦那さんはこのお菓子のことを知らなくて、父親の誕生日か父の日だかに食べて初めて存在を知ったそうです。

その後、いつだったか出先で「お父さんの好物だから買って帰ろう」と思いつき、全然違うお菓子屋さんで、

「京観世下さい」

と言ったらなかった、との笑い話があります(笑)

「おはぎ」とか「桜餅」のように一般的な名称だと思っていたようなのですが、これは鶴屋吉信さんのお菓子の名称なんですよねえ。
だからもちろん他のお店にはありません(笑)

最初に行ったお店では店員さんが知らなくて「ありません」で終わったんですが、その次かもう一つ次だったかのお店の店員さんが知っていて、それはありませんがと似たようなお菓子を教えてくれてそれを買って帰ってきました。

確かに見た目はそっくりで、味もそこそこは美味しかったんですが、やっぱり本家の味とはちょっと違う、

「やっぱり京観世の方がおいしいなあ、それに値段もこっちの方が高かった・・・」

と、ちょっとしょぼんとしてたんですが、その気持ちがうれしくて美味しかった。

それ以来、父の日と父親の誕生日には、少し前からクマ旦那さんはそわそわして、

「そろそろ京観世準備しないと!」

と、うるさいうるさい(笑)

そういうわけで、今回も通販で準備してたのに、うっかりして一週間忘れて間に合わなかったというわけです。

なので今日は振り替え父の日にして、届いた京観世を持って行き、実家でお昼ご飯を食べてお茶をして帰ってきました。
父親もものすごく喜んでるのが分かったので、遅れたけど本当にいい父の日になったと思います。

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