週の頭には、
「台風が前もって言われてた割りには被害が少なくてよかった」
と、日記を書きました。
その時は本気でそう思ってました。
「大災害」がなかった、と思ったからです。
ここ数年、あちらこちらで思った以上の雨が一気に降って町一つが飲み込まれるような大水害が起こったり、大きな山が土砂崩れを起こしたり、想像以上の自然のしっぺ返しのような災害が起きていたからです。
今回はそういうのがなくてよかった、とほっとしました。
ところが、時間が進んでいくと自然からではない、とは言い切れませんが、文明が進んだことによるしっぺ返しのような被害が目につくようになりました。
「停電もすぐに復旧するだろう」
と思っていたのに、週末になってもまだ何十万もの停電が復旧していません。
そうなると電気に頼っている今の生活、あっちこっちで遅れて被害が出てきました。
電気がないと水が汲めないので遅れて断水になる地域が出てきて、エアコンが使えなくて熱中症になる方が増えてきて、亡くなった方まで・・・
あの関東大震災の時、まだトイレが汲み取りだったのでトイレの不自由はなかったようですが、阪神淡路の時にはみんなトイレに困ってました。
電気を使ってなければ、台風さえ行ってしまえば今はもうかなり普通の生活に戻っていたのかも。
ということは、文明が進んだがための災害が起きているんですね。
原発事故もそうですが、そういう形の被害が逆に大きくなってきているような、そんな気がします。
今もまだ復旧していない地域の方々、なんとか一時的にでもどこかに避難してやり過ごしてください。
停電や断水の復旧に尽力してくださってる方々も、くれぐれも自分の命と体に充分配慮してがんばってください。