あいたた最中

昨日は私はお休みの日で実家には行かなかったんですが、その間にいとこが来てくれてお供えにお菓子を持って来てくれたようです。

う~ん、ここのところいとこが来るのが早く、お返しを準備してないとか、私がいない時に来てしまう。
次回は負けないようにしようと思ってますが、はて、そんなに早く準備しておくものでもないし、とちょっと困っております(笑)

今回持って来てくれたのは写真のお菓子です。

「あいたた最中」

加古川に「鶴林寺」というお寺がありまして、そこの仏像「あいたた観音」にまつわる伝説を元にしたお菓子です。

昔々、観音様を盗んだ泥棒が溶かして金属にして売ろうと思っていたんでしょうね、溶かそうとがんばったんですがどうしても溶けず、腹立ち紛れに観音様を蹴飛ばしたところ「あいたた」とおっしゃったのでびっくりしてお寺に返した、そういう話があるんだそうです。
そのお話にちなんで「あいたた最中」というお菓子を作ったとか。

模様は観音様の腰のあたりで、泥棒が叩いたので少し腰が曲がっているのだそうです。
面白いですね。

味はもちろんおいしい最中です。
食べても痛くはなりません(笑)

ところで、多分昭和の時代、この鶴林寺だったと思うんですが、やはり仏像を盗んだ犯人がいて、4人組だったんですが、次々と仏罰に当たってひどいことになり、とうとう最後の一人が仏像を持って自首してきた、という話を聞いたことがあるんです。
今回調べてみたんですが、出てこなかったです。
う~ん、他のお寺だったのかなあ、新聞とかにも載ったと思うんですが、あまり記憶がはっきりしません。

「鶴林寺」は「かくりんじ」と読むんですが、子供の頃、遠足で行ったか何かの時にまだ小さかった妹が「つるりんじ」と言い、それ以来我が家では「つるりんじ」と呼んだりしてて、ある時「つるりんじでこんなことがあったらしい」と話をした覚えがあるんですけどねえ・・・
覚え間違いかなあ。
それとも、「あいたた観音」と何かの話が混じっているのかな?

なんにしても、仏像を盗むような犯人、さらに溶かして金属にしてしまおうなんて罰当たりはちょっとびっくりさせないとだめかも知れませんね。