正確には「かんとだき」!

今朝の「チコちゃんに叱られる!」(関西では今金曜日の夜と2回やってます)を見ていたら、

「おでんのでんは何?」

というのをやってました。

「おでんのでんは田楽のでんでしょ」

と、正解したのでうれしかった(笑)

正確にはチコちゃんでは「豆腐のこと」という正解だったんですが、そもそもは「田楽踊り」に姿に似てることから豆腐を串に刺して焼いたものも「田楽」を呼ぶようになり、それが宮中で丁寧に「お」をつけて呼ばれるようになり、短くなって「おでん」となった、でした。

そうなんですよ。
関西では豆腐をゆでたり焼いたりしたのにタレをつけて食べるものがこの「おでん」なんです。
うちでは今も「おでんしよか」と言ったら豆腐やこんにゃく、大根を昆布だしで煮てそこに味噌ダレをつけたものです。

なので今広く世間で言われてる「おでん」はうちではやっぱり「かんとだき」なんですよね。

そのへんのこともやってました。
関東で焼かずに醤油味で煮るようになった「おでん」が関西に来て、さらに出汁で煮込むようになったものを「関東煮(かんとうだき)」と呼ぶようになり、関東大震災の時に逆輸入されてそちらがひろまったのを関東ではやっぱり「おでん」と呼んだんですね。

なので、正確にはやっぱり「関東煮・かんとだき」なんです!
力説します、うちが正しい(笑)

というわけで、

「そうや、今日かんとだきしよう」

と、こうなりました。

いつもは「かんとだき」を作る時、前日から準備してます。
今日は朝思いついたので、いつもよりちょっとだけ種類も量も少ないです。
いつもは商売人ぐらい作りますから(笑)

・こんにゃく
・ちくわ
・ごぼ天
・大根
・じゃがいも
・玉子
・厚揚げ
・餅巾着
・昆布
・タコ
・牛すじ

いつもはここに平天と、時にかまぼこが入ります。
種類はあまり少なくなってないですね(笑)

一度作ったら2日以上食べるので、どうしても量が多くなってしまいます。

それから、父親の明日のご飯にも置いてきたんですが、1人の時にお餅は食べてほしくないので、父親は明日は餅巾着はなしです。
その代わり、月曜日に残ったところにまた入れて炊いてあげるのもいつものことです。
お餅好きだからなあ、親父殿(笑)

いい牛すじを見つけて時間がある時に、まとめて下処理して冷凍してあります。
なので思いつきで「かんとだき」を炊けました。
すじまで茹でてたら大変だ~

昆布はおせち料理を作った時の昆布を冷凍してあったのを切って結びました。
なのでほどけてるのもあります。

そしてタコです。
関西ではタコが入ります。
これがおいしいんですよ。
ただ、縮んでしまうのが残念(笑)

チコちゃんから思わぬ「かんとだき」になりましたが、寒いし思ったよりさっとできてよかったです。
いつもは「作るぞ!」と構えてから作ってたんですが、力を入れずに簡単に作れたので今度からもっと気楽に作れそう。

「正確には「かんとだき」!」への2件のフィードバック

  1. 広島県の実家でも「かんとだき」でした。
    「かんとだき」は牛すじやこんにゃく、てんぷら、卵などを
    醤油で煮込んだもので、母がつくる「かんとだき」は
    こどもながら、おいしゅないわ~っておもうてました。
    私にとって「おでん」はだし汁に具が浮いてる感じ。
    母の「かんとだき」は煮詰めてありました。

    すみません、コメント欄の件の訂正。
    リコメできる設定でいくことになりました。
    コロコロかわってすみません。

    1. ツモリアさんこんにちは♪

      広島も「かんとだき」なんですか!
      関西だけと思ってたので味方が増えたようなうれしさです(笑)

      そう、「かんとだき」は煮詰めてあるんですよね。
      お出汁が濁らないようにとか言ってるのは「かんとだき」じゃない、って感じです。

      分かりました~
      いえいえ、色々やってたらなんだかんだあるものです。
      これからもじゃあコメントさせていただいて、お返事いただけるんですね。
      よろしくお願いいたします。

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