昨日、父親と電話で話していたら、
「明日には豆を買ってこないと」
と言うもので、つい笑ってしまって分かってるからと答えました。
明後日は節分、みなさんも豆まきの豆を買われるのだろうと思います。
うちも数年前までは豆まき用の、鬼のお面がついたような豆を買ってました。
ところが、ある年にいきなり父親が、
「家で大豆を炒ったらどうか」
と、言い出したのです。
なぜそんなことをと思ってよくよく聞いてみたら、
「市販の豆は重曹か何かで柔らかくしてるが、生の大豆を焙烙か何かで炒った方がおいしい」
から、と。
父親が子供の頃、いなかではそういう風にしてたんでしょうね。
ですが、私が物心つく頃からずっと豆まき用の豆を買っていたので、いきなり言い出したのにはびっくりしました。
なんで母が生きてる頃に言わないんだか(笑)
そういやお雑煮も数年前に「いなかのお雑煮はこんなので」と言い出して、そちらも作るようになりました。
もう何十年も同じのを食べてたのに、じーちゃんはいきなりわがままです(笑)
とにかく、それ以来節分には生の大豆を買ってきて炒るようになりました。
どうせならおいしいのがいいと産直スーパーで写真のような大豆を買ってみました。
有機肥料を使って無農薬で育てた大豆だそうです。
丹波地方で育てられている、コウノトリも住めるぐらいの畑で育てた豆なんでしょう。
父親にフライパンを渡し、「さあどうぞ」と豆を炒ってもらいました。
その時から豆を炒るのは父親の仕事なのです(笑)
大きめの火にかけ、木のしゃもじで混ぜながら、焦げ目がつくまで炒り、写真のように仕上がりました。
今年はちょっとだけ焦げた?(笑)
節分当日に炒ってもいいようなものですが、火を入れてからしばらく置いた方が固くなっておいしいのです。
巻き寿司の材料も揃えたし、これで明日の節分本番は大丈夫、だと思います。