食の好みというのは色々ありますが、長年両親を見ていて、
「よくまあ、これほど好き嫌いが逆になったもんだ」
と、感心していました。
たとえばご飯、父は固いのが好きで母は柔らかいのが好き。
もっとも、これは母がずっと固く炊いていたので長い間知らなかったんですが。
そして、お菓子も母はシュークリームが一番好き、あんこはあまり好きじゃなく、父はあんこあ好き。洋菓子も食べますが、そんなに量はほしくない。
父はマヨラーですが母はあまりマヨネーズが好きじゃない。
あまりに数が多すぎてそのせいでぱっと浮かばないぐらいなんですが、何しろある食べ物がありその中でも父はこの1つだけは好きじゃないってのがあったとすると、母はその食べ物が好みじゃないがその1つだけは好き、という感じなのです。
それが、最近はクマさんと私にも当てはまるような気がします。
たとえばクマさんは練乳大好きですが、私はあまり好きじゃない。
クマさんはホワイトチョコ至上主義ですが、私は苦いカカオが多いチョコほど好き。
えっと、夫婦ってそんなものなんですか?
そして今朝、ハムエッグを作ったんですが、クマさんは、
「玉子はしっかり焼いてほしい」
方なので、ひっくり返してしっかり黄身が固くなるまで焼き上げます
片面だけで焼くとハムが焦げてしまいますからね。
フタするといいんでしょうが、めんどくさい(おい)のと、両面カリッとした方がおいしそうなので(いかにも付け足しな理由)。
実家にいた頃はひっくり返す焼き方、ターンオーバーなんてほとんどやったことがなかったです。
うちの家族はみんな半熟が好きだった、と思うのですが、上述の通り、母が作る時に父に合わせて我慢してた部分もあるので、もしかしたら母もしっかり焼きが好きだったのかなあ、と思いながら今朝のハムエッグを焼いてました。
本当、こういう小さいことが聞けないのがふっとさびしいんですよね。
どうだったのか、夢の中でもいいから言いにきてくれないかなあ。