昨日の夕方近くのことです、実家で家の電話が鳴りました。
父親が出て、話しているのを聞いて、
「誰?」
と思いました。
お客さんとか商売上の方の電話は、聞いてなんとなく誰かが分かるんですよね。
それが昨日はいきなり「ああ、お世話になります」から始まって、内容がよく分からない。
そのうち父親が、
「ええっ!」
と、大きい声を出し、聞いていたら、どうやらどなたかが亡くなったとの連絡のようでした。
そういう連絡の割に、
「はい、9月に」
って、なんでそんな先の日付を?
電話を切った後で内容を聞いて納得です。
父親はもう十数年前になりますが、心臓のバイパス手術をしました。
その時の執刀医の先生が亡くなったそうです。
最初は詰めて通院してたのが、今は1年に1回だけ、行って検査して、翌年の予約をして帰るという状態です。
昨年行った時、ちょうど父親の誕生日の前日で、
「明日で89歳になります」
と話をして、翌年の予約が誕生日の2日前だったので、
「来年はまだ89歳のうちに会えますね、元気で」
と、笑いながら話をしたのに。
今は院長先生になられていたんですが、昨年の12月にもう亡くなっておられたようでした。
そういう予約の人が多いので、予約日が近付いてきたら順番に連絡して、他の先生に変わることなどを伝えているようです。
実は私もこの病院にほぼ2ヶ月に1回通ってるんですが、全然気がついてませんでした。
「100歳まで大丈夫」
と言ってくださっていた先生、さびしい気持ちでいっぱいです。