春の便りのお返しは春の便り

先日、親戚知人にいかなごを送りました。
毎年の恒例行事、結構大変ですが「届きました」と連絡が来た時は本当にうれしいのでやめられないようです(笑)

そしたら今日、写真のようなものが高松のおばさんから届きました。
「お干菓子」です。
おばさん手作りでこちらも毎年の定例行事(笑)

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つくし、オレンジ、レモンはお砂糖をまぶして、他のはどうやって作ってるのかな?和三盆で作った本格派です。

実は、今日はお彼岸の最終日なのに何もお菓子とか買ってなかったんですよ。
父親ともういいかなと言ってたところに届いたので、早速お仏壇にお供えさせてもらいました。

お彼岸が終わったら、おすそ分けいただこうと思います。

きちんと作ったの手抜きで作ったの

近くにお気に入りのパン屋さんがあります。

そのパン屋さん、月に2日サービスデーをしていて、その日は買った金額の300円ごとに100円の金券をくれるようになっています。
なのでその日にまとめて買っておき、実家の冷凍庫に冷凍してあります。
何しろ父親は毎朝パンなので、パンを切らさないようにだけはしてあります。

昨日と一昨日がそのサービスデーだったので、食パン(これもまたおいしいのです)を買ってサンドイッチにしました。
1枚目の写真がそれです。
ゆで玉子、ツナとキュウリ、ハムとレタスの三種類。
今回はハムとレタスにチーズも入れてますが、大体この3種類がうちのデフォルトです。

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サンドイッチって手間暇かけようと思うと結構大変です。
からしバターを作ったり、玉子は茹でてつぶして、とか。

でも手抜きで作ろうと思ったらそれこそささっともできるんですよね。
今日はサンドイッチのパンが残っていたので簡単バージョンでも作ってみました。

ソーセージをレンジでチンし、パンはもうバターは塗らずにマヨネーズを塗ってその上に残り物のポテトサラダ、ソーセージ、レタスを。
本当に5分でささっと。
普通に作った時の苦労はなんだった?って感じです(笑)

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やっぱりパンがおいしいとサンドイッチもおいしいですね。
金券があるので有効期間内にまたサンドイッチしようかな~

米朝さんの言葉

先週亡くなった桂米朝さんの追悼番組を色々とやっています。

情報番組の一コーナーでもやっていますが、関西では特番が組まれています。
お昼にそのうちの一つを見ていたら息子であり弟子でもある米團治さんやその兄弟子のざこばさん、孫弟子で師匠の病気のために米朝さんの家に内弟子に入っていた吉弥さん達が米朝さんの言葉を紹介していて、それを書いておこうと思います。

これは私も米朝さんの書かれた本「落語と私」で読んだだけではなく、テレビなどでも見聞きしたことのある言葉なんですが、

「落語家をやるなら末路哀れは覚悟せえ」

というものがありました。

米朝さんのさらに師匠の先代米團治さんが米朝さんに、

「芸人は何か一つ生み出すわけではないのにこうしてお酒を飲んで生きていける、そのことをよく分かった上で落語家をやって見てくれる方にお返しするしかない、そのような生き方をするのだから末路は哀れなものと思っていろ」

というようなことをおっしゃったのだそうです。

「末路哀れ」というドキッとするような言葉を使っていますが、その真意は、どれほど売れたとしてもお客さんがあってのことだから、いつまでも謙虚な気持ちを忘れずにいろ、というような意味であろう、ということを今日も言っていました。

それと一緒に息子の米團治さんた並べて紹介していたのが、ある日米團治さんが米朝さんに聞いたことに対する返答です。

「士農工商河原者という言葉がある、河原者とは今の歌舞伎役者などを指すが落語家も河原者だろうか」

と聞いたところ、

「落語家はそのどこにも属さない、なぜかと言うと落語の中で天皇からそれこそ最下層の人間まで演じるのだからそういう階層に入るものではない」

と返ってきたのだそうです。

前述の「売れてもおごることなく謙虚でおれ」という言葉と同時に「芸人を卑下するのではなくプライドを持て」と両方が大事であると言っていた、との話でした。

これ、確かに両方が大事だなと思いました。
プライドを持ちながら謙虚である、これは結構難しい気がします。
特に芸能人は一つ何かがうけて売れたら、天狗になって何か勘違いしてるのでは?と思う人も多いです。

芸能人ではなくてもそういう人はいますよね。
妙にプライドだけが高くて他人を見下してるのになんだか卑しい人とか。

他に、

「悪い人間になるな、嫌われる人間になるな」

という言葉も紹介されていて、どの言葉も芸人としてだけではなく、人間としてどうあるべきか、を教えているなと感じました。

こんなことを教えてくれる尊敬できる存在、そういう方が身近にいたら、人としてやってはいけないことをきちんと身につけた人間になれる気がします。

それからざこばさんがおっしゃっていた、

「賢くなくていいからしょうもないことでも知ってた方がいい」

も分かります。

勉強だけできても知識がない人間より、広く知識を持つ人間であった方がいい、そういうことをおっしゃってるんでしょうね。

どの言葉も言った本人が矛盾するような、尊敬されない嫌われる人間だったら意味を持ちません。
おっしゃった米朝さん自身がやはり尊敬できる存在だったのだなあ、とあらためて思いました。

スパイス色違い

今日はマンションの消防訓練、AED講習会、そして定期総会がありました。

いつもなら総会だけ夜にあるんですが、今日は3つも一度にやったもので朝からずっとかかりっきり。
総会まで全部終わって自室に戻ったらもう1時になろうとしていました。

「疲れたからもうお昼はカップ麺にするよ」

と、カップ焼きそばを取り出してお湯を沸かしそれで済ませることに。

同じカップ焼きそばを開けて準備しようとしたら、

「あれっ、同じのよね?」

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全く同じカップ焼きそばを作ろうしたのに、1枚目の写真のようにスパイスの袋の色が違います。
今までにこんなことあったことないのでちょっとびっくり。

はがしたビニールを見ても同じ商品。
よく見たら賞味期限が10日ほど違いました。
1つは今年の7月19日、もう1つが7月29日です。

同じ工場で作って作った日が違うからなのか、または工場が違うからなのかは分かりませんが、こういうことあるんですねえ。
てっきりこういうのの袋とかってデザインが変わらない限り同じだとばかり。
食べる時に較べてみましたが、中身は多分全く同じです。

簡単なカップ麺もよく見ると深い?(笑)

米朝さんのこと

昨日、桂米朝さんが亡くなりました。
ショックでした・・・

もう随分と前から体調を崩してらっしゃいましたし、見るたびにざこばさんがおっしゃっていたように「枯れて」きていると感じてたので覚悟はできてたと思ってたんですが、それでもやっぱりショックでした。

関西在住のせいか、子供の頃からお笑いが好きでした。
落語も何回も見に行っていて、特に米朝さんは毎年お正月の4日は明石市民会館で独演会をやってらっしゃったので一番生で見ることが多かった落語家さんでした。

今思えば、一番脂が乗り切ってらっしゃる60代の頃にたくさん見ることができて本当に幸せです。

好きな落語家さんはたくさんいますが、米朝さんはちょっと別格な気がします。
米朝さんがいらっしゃらなかったら、上方落語は滅びていたかも、そのぐらい今の上方落語への影響が多い方ですから。
落語家さんの中で一番尊敬しています。

息子の小米朝さんが米団治襲名の時にも見に行ったんですが、その時にはもう舞台で演じることもなく、他のお弟子さんと一緒にトークに少し出ていらっしゃるだけでしたが、それでもお元気な姿を見るとうれしくて、これからもずっといてくれるような、そんな風に思ってました。

また一つ大きな火が消えてしまったけど、それでもたくさんの火を残してくれて、これからもみんなでそれを大事に燃やし続けていってくれるはずです。

失ったことを嘆いて悲しむだけではなく残してくれた功績に感謝し、これからも笑って落語を楽しみたいと思います。
本当にありがとうございました。

食いしん坊なクマとひよこの食べ物ライフ