「食」カテゴリーアーカイブ

魚を「しごう」する

買物に行ったら新鮮な小いわしと小あじが安く売ってました。

今夜はもう何を作るか決めてたんですが、明日の料理もこれで決定。
まずあじは南蛮漬けに、そしていわしは酢漬けにして、ひょっとしたらまた少し卯の花寿司にする、かも。

帰ってせっせと小あじと小いわしを「しごう」しました。

「しごうって何?」と思われるかも知れませんが、うちでは
母親が魚を調理する時に「しごうする」と言ってました。
でもこの言葉、よく考えるとどうも関西弁ではないような気がします。

母親は神戸生まれの神戸育ちですが、子供の頃に広島の竹原市に疎開していました。
なのでそこの言葉の可能性もあります。
ずっとどこの言葉なのかなと思っていたんですが、ふと思い出して調べてみたら、やっぱり広島の言葉で魚を調理することを「しごうする」と言うようです。

が、兵庫県の但馬の方言にもあるんです、「しごうする」って。
意味はやはり「魚などを料理できる状態に準備する」で同じです。

距離的には但馬が近いですが、可能性は広島でしょうね、多分。

小あじは頭と内臓を取って骨付きのままからっと揚げて南蛮酢に漬けたんですが、小いわしは頭と骨を取りました。
そして小あじを揚げるついでにその骨を揚げてからっと「骨せんべい」にしてみました。
いわしだけを料理する時にわざわざ油を使うのはめんどくさいですが、今日はついでですからね。
じっくり揚げて塩を振ったら写真のようになりました。

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クマ旦那さんは魚の骨が大の苦手なんですが、

「こうすると骨も食べられる」

と、パリパリ食べてくれます。

骨「も」食べられると言いますが、骨「だけ」だからね(笑)

Cpicon イワシの酢漬け by ひよこ奥さん
Cpicon 小アジの南蛮漬け by ひよこ奥さん

素麺の具

今夜の父親のご飯をどうしようかと考えて素麺に決めました。
父親の好物ですし、夕べは焼肉だったのであっさりと済ませるのもいいかなと。
うちは昨日の残りの野菜と肉を炒めたものです。

父親は細く切った椎茸を炊き込んだお出汁が好きなので今日はそうしておきました。
ただ、こうすると持って行くのにペットボトルとかで運べないのがやや面倒です(笑)

父親のいなかはお客さんの時には具がたっぷり乗った大皿の素麺を出してくれます。
法事など何かの行事の時にも出すみたいです。

なので我が家の素麺も具沢山です。
今日は錦糸玉子、かまぼこの千切り、ミョウガ、青ネギ、きざみのり、それからお出汁に炊き込んだ椎茸です。

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キュウリの千切りを入れることも多いんですが、今日は売り切れてたのでいなかの素麺を思い出してかまぼこにしました。
かまぼこもいなかの名産だからか大皿の素麺の上にきれいに散らしてあったのを思い出したからです。

お盆も終わって夏も終わりに近付いた気がしますが、まだまだ暑いからもう何度か素麺の出番があるでしょう。

「そば焼き」と「焼きそば」

今までにも似たようなことを何回か書いたんですが、神戸で以前はそう呼んでたのに今は一般的呼称の方がよく使われるようになった料理名というものがあります。

前に書いたのは「かんとだき」と「おでん」、それから「冷麺」と「冷やし中華」です。
どっちも私が子供の頃は前者が一般的だったのに、今の若い人達は後者が一般的みたいです。
いつ頃からそうなったのかは分かりませんが、今高校生の甥っ子や中学生の姪っ子ももちろん後者です。

そして私が友人とかによく話すのは、「そば焼き」と「焼きそば」です。
神戸ではずっと今一般的に「焼きそば」と呼ばれるものを「そば焼き」と呼んでました。
古くからあるお好み焼き屋さんとかで古いメニューが貼ってあるところで今も「そば焼き」のところ見かけることがあるので私の妄想とかではありません(笑)

神戸の友人とは「やっぱりそば焼きよね」と話しますが、以前、関西ですが他県の人にこのことを話したら笑われて、

「じゃあ焼きうどんもうどん焼き?」

とあちらは冗談で言ったらしいんですが、うどん焼きだと言ったらかなりびっくりしてました(笑)

ただし、「焼き飯」は「飯焼き」ではないんですよねえ、なんででしょう?(笑)

クマ旦那さんは関東の生まれなのに、なぜか神戸の呼び方が気に入っていて、今では「かんとだき」「冷麺」「そば焼き」です。
なんでそうなった?(笑)

そして今日のお昼ご飯は「そば焼き」でした。

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うちの母親が本当に「そば焼き」が大好きで、私が作る「そば焼き」を気にいってくれていて、

「この子が作ったらなんでこんなにおいしいんやろなあ」

と、いつも言ってくれてたのを思い出します。

そんな特別な「そば焼き」ではないんですが、我が家の味で口に合っていたんでしょうね。
いくつかそういう料理があるので、それは作るたびにやはり母親のことを思い出してしまいます。

なので我が家では私が作っている限り、「焼きそば」ではなくて「そば焼き」なのです(笑)

緑のカーテンの副産物

もう10年近く前から毎年緑のカーテンにゴーヤを育ててました。

「ました」と過去形で書くのは、昨年と今年は作ってないからです。
昨年はマンションの大規模修繕があり、秋にはベランダから何もかも撤去しなくていけなくて作らずにおいたら入院することになって作らなくてよかったなあと思い、今年はまだ世話ができないしもう1年やめておこうと思ったらまた思わぬ入院、やっぱり作らなくてよかったなあと思いました(笑)

あまりにもたくさん収穫できるものでゴーヤは買わなくなりました。

昨年も夏になったら「ゴーヤチャンプルー作りたいな」とは思ったんですが、いつも自分で作ってたら買うのがなんだか負けた気持ち(笑)
そうしたら実家のお客さんからいただいて何回か作って食べることができました。
ラッキー♪

今年も買うのは負けた気分だったんですが、食べたい気持ちが高まってる時にゴーヤの特売してたので買ってしまいましたよ、ええ。
いいの負けても、食べたかったんだから(笑)

父親はあまりゴーヤが好きではないのでクマ旦那さんと2人分だけ作りました。

1/4本は「ゴーヤサラダ」にし、残りを「ゴーヤチャンプルー」に。
たっぷり2人分、満腹になりました。

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以前、おばさんから、

「タマネギのスライスを入れるとゴーヤの苦味がなくなる」

と教えてもらったことがあり、それ以来タマネギと一緒に使うようになりました。

「ゴーヤサラダ」は私の完全オリジナルです。
ゴーヤとタマネギに塩コショウをしてしんなりしたらたっぷりのレモン汁をかけるだけ。
お好みでベーコンやハムを入れても構いませんが、たったそれだけで苦くないおいしいサラダになるんです。
今回は友人にいただいた「大山ハムの生ベーコン」を入れてみました。
生のまま食べられるベーコンで、生ハムのような風味でとってもおいしかったです。

それだけでは苦味がまだ気になるって方は、一度ゴーヤだけ塩もみしてからタマネギやハムと合わせるとほぼ苦味がなくなります。

「ゴーヤって苦いから・・・」

と思ってる方も一度食べてみてください。
Cpicon ひよこさんちのゴーヤチャンプルー by ひよこ奥さん
Cpicon ひよこさんちのゴーヤサラダ by ひよこ奥さん

1瓶空けました・・・

先日からお酢の料理ばかり作っていたら、空けたばっかりのミツカン米酢900mlが空っぽになってしまいました。
元々お酢は好きで料理によく使うんですが、このところ本当にお酢ばっかりでしたからねえ、そりゃなくなるわ、という感じです。
ほんの3日ほどだったのになあ。

買物に行ったので大きい米酢を買って帰りました。
夏はどうしてもたくさん使うのでこれぐらい必要です。
売っていたのが「タマノイ酢」だったのでその1.8リットルです。
重かった(笑)

今夜もお酢を使った料理を作りました。

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「牛肉のマリネ」

多分、高校生の頃に思いつきで作ったら好評で定番になったメニューです。
よく焼いた牛肉を野菜と一緒に甘くないお酢に漬けてさっぱりといただきます。
夏バテに良く効きますよ~
甘みを入れてないので酸っぱいのが苦手な人は少し食べにくいかも知れませんが、牛肉の脂が甘くないお酢とよく合います。

米酢、濃口醤油、そこにちょっと多めにコショウを利かせた合わせ酢に千切りタマネギ、千切りピーマン、薄切りニンジンを漬け込みます。
南蛮漬けなど夏のお酢メニューの三大役者、またかと思わないでくださいね(笑)

野菜を漬け込んだお酢にしっかり焼いた牛肉をじゅっと入れていきます。
薄切り肉が作りやすいですが、切り落としでも逆にもうちょっと厚みのある焼肉用でもおいしいです。
赤身だとさっぱりし過ぎるかも知れないので少し脂身がある部分でどうぞ。

クマ旦那さんは漬け酢まで飲んでましたが、ちょっと酸っぱいのでそれはあまりおすすめはしません(笑)
Cpicon 牛肉のマリネ by ひよこ奥さん