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イントネーション

今日の夕方、私が料理をしていたら父親が冗談をふってきました。

それがよく聞こえなかったので聞き直したら、もうちょっと大きい声でゆっくりと笑いながら言ってきたんですが、意味がよく分からない。

「え、なんて?○○ってどういう意味?」
「そやから、○○」

と、何回か繰り返してたらあっちイライラこっちもイライラ。

だって、冗談言って笑って終わろうとしたら、何回も意味聞かれたらそりゃイライラしますわな。

ただ、こっちも何を言ってるのか分からなくて、オチを言ってもらえないまま同じこと繰り返されててイライラ。

意味が通じなかった原因は、

「イントネーション」

でした。

父親は四国から関西に出てきて、今では人生の大部分を関西で過ごしたんですが、それでもまだ、どこかにちょっと関西弁と違う部分が出てきます。
今日の冗談もそうでした。
イントネーションを変えたら「ああ、○○か」と分かることが、全く意味が分からない。

実は、それでクマ旦那さんとケンカになったことがありました。
もう何だったか問題の言葉自体を忘れてしまったんですが、あちらの言ったことに私が普通に返事したら、失礼な言い方だと怒ったことがあったんです。

こちらにしたら何がなんだか分からないし、あちらはかなりカチンとくることを言われたと感じたようでした。
話をして理由は分かったんですが、ほんのちょっとイントネーションの違いでそういうことになるんですから、結構怖いですよね。

同じ日本語でもそういうことになるんですから、そりゃ国が違ったら行き違うことがもっとあっても不思議ではないと思います。
今、あっちこっちで起こってる色んな問題も、元はひょっとしたらこういう本当に小さいことだったのかも、と思いました。

つづくる

今日はお休みで一日家でゆっくりしてました。

洗濯して、あとはテレビ見たり遊んだり。
本当にぐうたら過ごしました(笑)

一つだけ用事らしきことをしたのは、

「つづくり」

でした。

針を動かしながら、

「つづくるって全国区?それとも関西弁?」

と、気になってきました(笑)

テレビとかを見てても「つくろう」とは言ってても「つづくる」と言ってるのは聞いたことがないような・・・

調べてみたら、なんだか古典っぽい扱いの方が多いみたいな気がしました(笑)

よく分からないので関東出身のクマ旦那さんにも聞いてみたんですが、なんだかはっきりしない・・・
もう関西に来て10年になりますし、そもそも自分で「繕い物」とかしてないでしょうしね。

「つづくると言ってたかどうか覚えてないけど、つくろうも言ってなかったような・・・」

って、そんなことないと思う(笑)

どうなんでしょうね?
関西弁っぽいけど違うような気もするし・・・

そう思ってるうちにクマ旦那さんの家用の服の袖口と、自分の・・・なんて言うんでしょう、パジャマのアンサンブルの上に着るチョッキみたいなのを「つづくれ」ました。

手作業をする時は考え事するか歌うか、ですね(笑)

積もるかな?

今日の天気予報でお昼頃に雪マークがついてました。

当地では雪が降ることがほとんどありません。
あったとしてもチラチラ降るだけ。
積もるなんてことはもっともっとまれ、何年に一回かぐらい。

そういうわけで、雪マークがあっても雨で終わることも少なくありません。
ですが、今回は当たりました。

お昼過ぎ、2時半頃かなあ、灯油を買いに行った帰り道、細かくて固い雪がフロントグラスに打ち付けてきました。

ワイパーを動かしたら、端っこに集まって氷がたまってから流れていきました。

「これ、積もるかなあ?」

そう思いながら実家に帰り、灯油を降ろして中に入ってもやむ気配がない。
全体的に薄っすらと雪が舞ってるような感じ。

しばらくしたら父親が、

「車の上に雪が積もってる」

と言ったので見てみたら、その時にはもうやんでたんですが、うっすらと上に氷っぽい物が乗っかってました。

その後も何回かチラチラして、実家からマンションに帰る時にも降ってきました。
駐車場に車を入れて見たらまだ上に氷っぽいのが残ってました。
それが下の写真です。

20170123a

このまま朝まで残って凍ってるかしら?
それとも、朝には溶けてるかなあ?

夜中に降ったらもしかしたら積もるのかも知れません。
どうなってるかなあ?

雪が降る

あちらこちらで大雪で大変なことになっているようです。

昨日、一昨日とセンター試験の学生さん達が苦労されてますし、被害も出てます。
当地はちらっと雪らしいのを見かけた、ぐらいだったんですが、うちでもそれなりにちょっとだけ影響がありました。

今日の朝、私は病院の日だったんですが、終わって出てきたら車が濡れてる。
でもその時にはもう何も降ってなかったので雨なのか雪なのか分かりませんでした。
実家に行ったら父親が「雪が降ってた」と言うので、ああ雪だったんだな、と思ったぐらい。

それが今夜、クマ旦那さんから電話があり、

「駅から歩いて帰ってきたけど途中から雪が降ってきた、迎えに来てほしい」

とのことでした。

距離にしたらもうそんなにはないんですが、傘を忘れたとかで雪やどりして電話をしてきました。

元気な時だったらそれぐらい歩いて帰って、と言えないこともないんですが、何しろ年末に肺炎やってますからねえ。
そういうわけで、迎えに行ってきました。

雪は、ほとんど降らない地域の人間からすると憧れの部分があるんですが、実際に降ると大変なんですね。
どうかこれ以上被害が出ませんように。

「ら抜き言葉」の発祥は関西では?

今日の新聞に、いわゆる「ら抜き言葉」についての記事が載っていました。

以前は「言葉の乱れ」だと言われていた「ら抜き言葉」が、今は広く使われ多数派になった、これは日本語が壊れてきたのか?世間の流れか?と、「ことば」の達人と言われる人達に意見を聞いた記事でした。

色々な意見があったけど、現実として今使われていることに対し、「時代の流れで自然なこと」「一部地域では使われていた」「嫌だがつい使ってしまう」「場面によって使い分けるべき」と、完全に否定する言葉は見えなかったように思います。

「ら抜き言葉」が話題に上がり出した頃から、私にはちょっとした疑問がありました。

「ら抜き言葉言われとう言葉、普通に関西でつことうよね?」

あえて、自分が普段使っている言葉で書かしてもらいましたが、そうなんですよ。
子供の頃から普通に使ってました。

自分だけじゃないと確信したのは、ある時に桂枝雀さんの落語のテープを聞き直していた時です。
録音された時期は、多分80年代だと思うんですが、その中でも普通に使ってます。

「せやろせやろ、見れるやろ?見れるやろ?」

みたいな感じです。

私は子供の頃から落語が大好きです。
本格的に聞くようになったのは高校時代からで、その頃からずっと色んな落語を聞いてますが、「ら抜き言葉が変だ」と違和感を持って聞いたことはありません。
普段の生活での普通に「ら抜き言葉」が周囲で使われていたので、「ら抜き言葉は日本語の乱れ」と言われるようになった頃、びっくりした記憶があります。

「どうしてら抜き言葉が広まったのか」

私的な意見ですが、これって、関西のお笑いの人が全国区になったから、が関係してないでしょうか?

関西の芸人さんが全国放送でも普通に関西弁を話し、例えば関東でも「見れる」「出れる」のような「ら抜き言葉」を耳にする機会も多くなり、そうなると楽に発音できる「ら抜き言葉」の方が自然と選択されていったんじゃないのかなあ?
「ら抜き言葉」を憂う記事や番組を見たり聞いたりするたびに、もう何十年もずっとそう思ってました。

そのうちに誰か言うんじゃないかな、とほっておいたんですが、誰も言わないので自分で言います(笑)

自分の意見が正しいと言うんじゃないんです。
ただ、言葉の専門家の方達が、誰も指摘しないのが不思議でしょうがなくて。

若い芸人さんが使ってるなら、「ら抜き言葉」が浸透した関西人でも不思議じゃないんですが、古い落語のテープなんかで、当時もうすでに師匠と呼ばれる方達が普通に使っていたってことは、多分関西弁では普通だったんですよ。
古い録音とかも聞いたことがあるので、少なくとも40年ぐらい前の古典落語の中には出てきています。

誰か専門家が研究してくれないかなあ(笑)