うちの実家の前には池があります。

ため池なんですが、ここ何年か春には土手の修復工事みたいなのをしていました。
聞いたところによると、一年中工事はできないらしく、春までやって夏は休みみたいな感じなのかな。
今年も工事を休んで水を張っていたんですが、秋になって必要がなくなったからか、また今すごく水が減っています。

そこにたくさんの鳥が集まってくるんです。
色んなサギ、カイツブリ、それになんと、コウノトリです。

ここ数日、池のあたりに人が多いなと思ったら、ものすごくたくさんのコウノトリが来ていて、それを目当てに人が集まっているらしいです。

私も今日、家の前の道路を渡って池を見に行ったんですが、なんでもコウノトリ、１２羽いたらしいです。
すごい！
これまで６羽は見たことありますが、その倍！

兵庫県だけではないですが、コウノトリがもっと増えるようにとあっちこっちに放鳥されたが自然に増え、うちのあたりではごく普通のように空をコウノトリが飛ぶようになっています。

ここ数年の工事で、ちょうど営巣の時期に池に寄り付かなかったコウノトリですが、これだけ増えたらそのうちどこかに巣を作るんじゃないかと期待しています。

本当に週明けからいきなり夏から冬、と言ったらまだ早いのかも知れませんが、寒くなってびっくりしました。

それでも、お昼に家を出るので、

「これだけ明るいし半袖でいいだろう」

そう思って、一歩部屋から出て後悔するほど寒かったです。

それでもおひさまも出てるし、車で移動するのに車の中は暑いだろうとそのままでかけました。
それは正解でした。
車が、エアコンを入れずにちょうどいいぐらい。

実家に行って用事を色々してる間も快適でした。
汗もかかないし、暑くないし。

ただ、帰る時、駐車場まで戻って自分のところのパレットが出てくるまで待っている間が寒かったです。

本当に秋がなくなったなあ。
もう少し秋らしさを味わいたいものです。

何かと言いますといちじくです。

実は私はいちじくが大好きです。
ですが、いちじくって今の時期しかないんですよね。
色々な果物がハウスや色んなことで年中食べられるように作られているこの時代に、どうしていちじくは今の時期しかないんでしょうか。

そういえばびわもそうだった気がします。
いちじくもびわも、どちらもシーズンじゃない時に食べようと思ったら、コンポートだとか何か加工したものしか食べられません。

なんとか年中食べられないかなあと思うのは、今の時代の人間のエゴなのかも知れませんね。
昔だったらスイカなんか冬は食べられなかったでしょうし、みかんは落語の「千両みかん」にあるように、夏にはてに入りませんでした。

それでもやっぱり、今の時期が過ぎていくときには来年までまたいちじくさようなら、とちょっとさびしくなるのでした。