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ど・ん・ぐ・り

うちの部屋なマンションの駐車場のすぐそばです。
機械式駐車場なので、動かしてる音が聞こえてくることもありますが、防音がいいのでほとんど気にはなりません。

その駐車場で、少し前から小石をぶつけるような音がするんです。

「子供が石でも蹴ってるのかな」

ぐらいの気持だったんですが、ちょっと前に夜中に目が覚めた時、深夜の3時頃にも関わらず同じ音がしたんです。

「深夜でも車を出し入れする方もあるし、それで?」

と思ったりもしたんですが、時間が時間なだけにちょっと不思議に思いました。

それからも時々同じ音がして、

「よくあの音がしてるけど、誰がやってるんだろう」

と、ちょっと気になるようになってきました。

駐車場の向こう側には林があり、そこを管理してる方が作業したりもしてるので、その作業の具合で石がよく落ちるようになったんだろうか?とも考えてたんですが、今朝、車を出してる間にまた同じ音がして、

「あ、もしかして・・・」

と、思い当たることが・・・

音がする方の駐車場に行って周囲を見てみたら、

「やっぱり~」

原因が分かりました。

写真がそれです、

「どんぐり」

でした(笑)

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よくよく見たら、小さいけどどんぐりがあっちこっちにいっぱい落ちてる。

うちの駐車場は建物側なので分からなかったんですが、反対側は林の木の下なのでどんぐりが落ちてきてあんな音がしてたみたいです。

ここのマンションに住んでもうすぐ10年なんですが、今までもあんな音してたのかな?
あまり記憶がないので、ひょっとしたら木が育ってどんぐりが落ちるようになったのかも知れませんん。

なんにしても、謎が解けてほっとしたのと、なんとなくほのぼのした気分になれたのがうれしいです。

ななつぼし

うちにはもう長年おつきあいしているお米屋さんがあります。
まだ私が小さい頃、今のご主人がまだ「お兄ちゃん」と呼ばれていた頃からのお付き合いで、うちが引っ越してからもお米をお願いして、距離は離れてても定期的にお米を持ってきてもらってました。

ですが、今は当時の「お兄ちゃん」もいいお年になり、うちも人数が減ったり年とったりでお米を食べる量が減り、妹がこちらに来る時に買いに寄ってもらうか、お米やさんが仕事でこちらに来る時に持って来てもらうかになりました。
お米だけ届けに来てもらうには、もうちょっと遠いんですよね。

なので、お米が切れたら最近は色々なお米を買ってます。

一番多いのは、ご近所の産直スーパーです。
玄米を買ったらすぐに精米してくれるので、2キロとか3キロ買って買い物してる間に精米してもらってます。

玄米以外にもごく最近精米した袋入りのお米もあるので、色んなお米を買って味の違いとかを楽しむようになりました。
当たり外れありますが(笑)

その他に、今はあっちこっちのお店で目についたお米も買ったりするようにもなりました。
産直スーパーよりもっともっと当たり外れがありますが(笑)

そして今日はホームセンターで写真のお米を買いました。

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「ななつぼし」

テレビCMでは知ってたんですが、買うのは初めてです。

「ななつぼし」の特徴は、「やや柔らかくてふっくらした炊きあがり、粘りは少し少なくてさっぱり」だそうです。
固めが好きなうちには合うのかな?どうかな?

でもさっぱりしてもたれにくいらしいので、ついつい食べ過ぎてしまう我が家にはいいかも知れませんね(笑)

 

進駐軍がくれたコーラ ~ひよこの聞き語り(17)

少し前に風邪をひきました。

喉が気持ちが悪いので、炭酸が飲みたい。
飲んだら喉がすっきりするんです。

昨日はペプシの「ストロングゼロ」を買って来て飲んですっきり♪
普段はあまりジュースや炭酸を飲まないんですが、こういう時にはおいしいですね。

久しぶりにコーラを飲んだら思い出したことがありました。

戦後、母親が広島県の竹原市から神戸に戻ってきて、転校した学校に行きだして親友ができた頃のお話です。
昭和二十年半ばぐらいですか。

当時、祖父の勤め先は進駐軍に接収されていて、職場内に進駐軍の事務所のような場所があったようです。

ある日、母が友人達と一緒に祖父の職場に行ったことがあるそうです。

その時に、半地下のような部屋に通されたそうなんですが、しばらくするとアメリカ兵の一人が、祖父の娘が来ているから、とコーラを入れたグラスを持って来てくれたとか。

母と友人はその時に初めてコーラを見たんですが、当時のコーラって今よりもっと、なんと言うか「薬臭い」ようなにおいがしたんだそうです。

見た目は真っ黒だし、妙な臭いがするし、

「これ、毒とちゃうの・・・」

友人達と飲むかどうか相談したんですが、もしもアメリカ兵がグラスを取りに来た時に口をつけずに残ってて怒らせるのは怖いし(当時はまだアメリカ兵に対してそういう印象だったらしい)、かと言って飲んで死んだら怖いし、とかなり悩んだんだとか。

そして、その半地下の部屋の窓、窓のすぐ下が外の地面ぐらいだったそうですが、そこに中身を全部ぶちまけて、「飲んだふり」をしたらしい(笑)

しばらくして、アメリカ兵がグラスを取りに来たのでお礼を言ってグラスを返したんだそうですが、

「よく考えたら中の氷も全部外にほってしもたから空っぽで、おかしいと思ったかも」

と言ってました(笑)

朝ドラの「梅ちゃん先生」で戦後、「本物を知ってる人は少ないから」とコーラの偽物を作って売るエピソードがあったんですが、それを見て、母が生きてたら面白がっただろうなあ、と思いました。

まあ氷は食べてしまうこともあるから、そう不思議には思わなかったかも知れませんが、せっかく親切に出してくれたコーラ、疑って捨てられたと知ったら出してくれた方は悲しかったかも知れませんね。
だから、氷ごと全部飲んで食べた、と思ってくれてたら、と思います。

 

次はエビでね

今日、買い物に行った時に鶏ムネ肉を買いました。

最初は茹でるか酒蒸しにして、和え物にしようと思ってたんです。
ですが、買い物してる時にふと気が変わりました。

「そうだ、鶏でエビマヨみたいにして鶏マヨにしよう」

タマネギとニンジンを細く切って、それとレタスの上に盛りつけたらちょうどいい。
マヨネーズもケチャップあるからそうしようっと。

そぎ切りにした鶏ムネ肉に塩と酒を揉み込み、それに天ぷら粉と片栗粉、それからサラダ油、水を混ぜたのをからませ、フライパンで焼きました。

焼き上がった鶏肉を、マヨネーズ、ケチャップ、塩コショウ、薄口醤油を混ぜて作ったソースに和えたら完成です。
予定通り野菜の上に盛り付けて、写真のようになりました。

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実家で父親と一緒に食べてて、

「もうちょっと刺激が欲しいから、レッドペッパーでもあればよかったね」

と言ってたんですが、帰ってクマ旦那さんに出したら、

「エビはエビの風味があるけど鶏ムネ肉は淡白だから、もう一味ほしいなあ」

でした。

実家にはレッドペッパーがなかったんですが、うちにはあったので一かけしたら、

「うん、おいしくなった、全然違う」

とのお誉めの言葉をいただけました。

本式には「XO醤」を入れるとかなんとか、色々あるんでしょうが、家でやるならこれで十分です。
父親にもクマ旦那さんにもえらいことお気に入られたので定番決定ですね。
簡単なのに、なんで今までやろうと思わなかったのかなあ?

実家で父親に、

「今度はエビでやろうか」

と言ったら非常に喜んだので、今度はエビでやる予定です。

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鵯越の逆落とし

親戚に不幸があり、お通夜とお葬式に行ってきました。

神戸の斎場は鵯越です。
車で急な坂を登った緑の多い静かな場所に斎場はあります。

子供の頃から何度も来た場所ですが、今は団地がたくさん建ち、人口密度はどのぐらいあるのだろう、と思うほどです。

「鵯越」と聞くと、平家物語を思い浮かべる方も多いかも知れません。

あの源平合戦の時、源義経が平家の背後から急な坂道を駆け下りて急襲し、戦いを勝利に導いたと言われる伝説の場所です。

「ここには鹿のフンがある、ということは鹿が生活している場所だということだ、鹿も馬も同じ四本足、鹿が降りられて馬が降りられないはずがない」

義経はそう言って坂道を駆け下りて平家軍に襲いかかった、ということです。

私はまさにその舞台の須磨で育ったんですが、合戦があった一の谷からこの鵯越はかなり離れた場所です。
なので一の谷の上の「鉄拐山」が逆落しの舞台だという話もあり、当時はもっと海が山の方まで迫っていたのでこの鵯越が舞台だという説もあり、どちらが本当かは分かりません。

「鉄拐山」は中学のすぐ近くで何度も登らされました。
確かにあの坂から須磨の海岸まで一気に駆け下りたら敵はびっくりして逃げるだろうな、と思います。
あんなところ、馬で駆け下りるなんて正気の沙汰じゃない。

でも、鵯越も本当にきつい坂です。
町中から車でほんの10分か15分登っただけで、体感温度が一気に下るのが分かります。

私が仕事をしていた職場は神戸の港近くだったんですが、冬になるとこのあたりから奥の方がご自宅の方のところに電話がかかってきて、「雪が積もってるので車は置いて帰るように」と言ってくるということが何回もありました。
同じ神戸とは思えないぐらいです。

それぐらいきつい坂、こちらも確かに逆落しにぴったりの舞台だと思います。

さて、どちらが本当の舞台なんでしょう?
本当のところは分かりませんが、今の鵯越はやっぱり須磨からは遠過ぎるように私は思います。
ここの坂を駆け下りても、結局は続きに須磨の坂も駆け下りないといけないですし。

ひょとしたら、ここから須磨を通って一の谷まで、ずっとがその舞台だったかも知れませんね。
斎場までの2往復で、個人をしのぶのと共に、そんなことを考えていました。