お昼、実家でテレビを見ていたら、いきなり、
「安倍総理辞任表明」
と、出ました。
「やっぱりか」と思うと同時に「え、そうなの?」とも思いました。
そういう感じでしたよね、半々というか。
理由は「健康上の理由」ということで、こちらもやっぱりと思いました。
「持病の潰瘍性大腸炎の悪化」
「潰瘍性大腸炎」という病気、安倍総理が最初に辞任された時にはさっぱりどんな病気か分かりませんでしたが、あの時はいきなり責任をほっぽりだしたようにも思えて多少なりとも無責任な感じがないことはありませんでした。
でも今は違います、どんな難病か、そこそこ知るようになったからです。
島袋全優さんという漫画家さんがいらっしゃって、その方がその病気なんですよ。
それをネットで連載していて、たまたま初回からずっと読んでいて、コミックスも持っています。
いわゆる「闘病記」を漫画で描いてらっしゃるんですが、それがまた面白い。
元々がギャグ漫画家さんなんですが、正確に自分の病気のことを描きながら、暗くならない、深刻にならない、でもどんな病気かがよく分かるのがすごいんです。
世の中には本当に色んな病気があるんですね、勉強になります。
そんな病気を抱えながら長い年月を総理としてがんばってらっしゃったんだなあと思うと、お疲れさまでした、と素直に言えます。
私には安倍総理という方が優秀だったのかそうではなかったのか分かりません。
安倍さんに限らず、大抵の方が後にならないと正確な評価はできませんしね。
ただ、長期政権だったせいか、かなり理不尽なほどの叩かれ方をしてるのは目にしました。
ストレスも潰瘍性大腸炎には大敵なはずです。
自分で選んだ道とは言え、大変な道を進んでらっしゃるんだなあとも思いました。
総理と、一人の漫画家さんのおかげで聞き慣れない病気が広く知られるようになりました。
とってもいいことだと思います。
世の中には全然人が知らない病気、今だに何か分からない病気があります。
一つでもみんなが興味を持ち、研究され、治る方法が見つかって助かる人、楽になる人が出るなら、それも総理の功績だと思います。
長い間お疲れさまでした、少しゆっくりなさって病状が落ち着きますように。